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共に生きる勇気が平和をつくるNO.3
平和にキス!
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被災障害者支援Tシャツ
きぼうのガッツくんTシャツ
箕面市障害者雇用制度と豊能障害者労働センターが朝日新聞に紹介されました。2011/6/27
阪神淡路大震災とわたしたち
NO.2 1995年1月17日朝
NO.3 新谷のり子さんのこと
NO.4 救援バザー
共に生きる勇気が平和をつくる
NO.1 アフガニスタンの子どもたち
NO.2 同じ空の下で
NO.3 平和にキス
NO.4 ひとは武器を持つこともできるが、鍬を持つこともできる
NO.5 イマジンとガンジーの糸車
NO.6 夢の力を信じて、鳥は飛ぶ
NO.7 21せいきのしつもん
世界がすべて沈黙してしまう夜
小島良喜とイラク戦争と武満徹
忌野清志郎さんと「イマジン」と平和を願う大バザーと
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1947年の手紙
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それからぼくたちは静かにキスをした
窓の外では遠く、世界の悲鳴が聞こえる

1947年、ぼくたちが生まれた年に
日本国憲法が生まれた
ぼくたちがまだ小学生だったころ
街は戦争の傷跡を生々しく残していた
他人などかまっていられないはずの隣近所は
「こんなときはおたがいさまや」と
父親のいないぼくにも手をさしのべてくれた
農繁期になると、家のしごとがいそがしくて
学校に来ないともだちもいた
学校の先生の言うことと
親の言うこととどっちを信じるねん
親たちはまだ学校も民主主義も信じていなかった

ぼくたちこどもはちがっていた
「あなたがたは自由です。それはたいせつな権利です」
と教えてくれた学校にわくわくした
新しいニュースは学校がいち早く教えてくれた
それがミルクやパンを日本市場に進めるための
アメリカの食料会社の作戦だったこともあった
ドッジボールとハーモニカ
セミの合唱とNHKのど自慢
高校野球と真空管ラジオ
鉄条網と布製グローブ
伝説の民主主義は圧倒的な明るさで
貧乏なこどもたちの未来を照らしていた

しばらくしてぼくたちは、中学生になった
1960年6月15日、日米安保条約をめぐって
全国で580万人のひとびとがデモをした
学生たちが国会突入をはかり警察官と衝突し
東大生・樺美智子さんが死んだ
そして学校はいつのまにか
ぼくたちに自由の大切さを教えなくなった
「権利よりも責任を、自由よりは公共を」
街はゆたかになろうとしていたが、
ぼくはすこしずつ学校がきらいになっていった

高校を卒業して、いつのころからか、
憲法も平和も守らなければならないものになっていた
憲法は当時のアメリカに押し付けられたものだし、
軍隊を持たない平和なんてありえない
と、考えるひとたちもたしかにいた
そのひとたちと向かい合うとき、
憲法と平和を守るというだけで
わかりあえるはずはなかった。

1947年の憲法はけっして守るものではなかった
それは人類が見つづける最後のせつない夢
理不尽な暴力で死んでいったひとびとのたましいが
すぐあとに生まれたぼくたちに残した
最後のせつない手紙だった
ぼくたちはもう子どもではなかった
70年安保闘争へとつづく政治の季節を
ぼくたちは生き急いだ

1995年の阪神大震災、地下鉄サリン事件
2001年9月11日、そしてまた、そしてと
世界はとても傷ついてしまった
1947年の民主主義では、世界の平和をつくれない
と、多くの人々が思うようになった
けれども、ぼくたちはもうひとつの真実を知っている
世界の平和は、武力でもまたつくれないのだ

ひとは武器を持つこともできるが、
楽器を持つこともできるのだ
ひとは銃弾を胸に撃つこともできるが、
歌で心を打つこともできるのだ
ひとは手で殴ることもできるが、
手をつなぐこともできるのだ
ひとは罵倒することもできるが、
キスすることもできるのだ
ひとはあきらめることもできるが
ゆめをみることもできるのだ
ひとはさべつすることもできるが
ともに生きることもできるのだ

キスすることは、いのちの重さにふれること
世界のかなしみにふれること
死んでいったひとびとのゆめにふれること
キスすることは、共に生きる勇気にふれること
世界のかがやきにふれること
いまを生きるあなたのゆめにふれること
一九四七年に届いた切ない手紙を
人類の未来に届けること
キスすることは、こわれそうな世界に
平和と愛を届けること
共に生きるすべてのひとの
希望をたがやすこと
いのちの地平線を描くこと

平和にキス!
そして、あなたにキス!

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