今年もよろしくお願いします。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

昨年の7月で70歳になり、自分の人生に区切りをつけないといけない年齢になったことを実感する新年です。
2011年から始めたブログは、当初は「恋する経済」というタイトルにふさわしく、豊能障害者労働センターの活動を中心に、「助け合いの経済」が現実の一般経済とどう折り合いをつけ、実効力を持てるのかを考えるブログとして出発しました。
しかしながらその年の5月に島津亜矢さんの記事を書いて以来、多くの読者の方々に支えられて250本を超える記事を書くことになりました。
わたしの思いとしては、島津亜矢さんが大きな事務所に属さず、コンサート活動を中心に自ら「市場」を広げる、つまりファンを獲得する「顔の見える音楽」活動をされていることへの尊敬の念があります。
わたしが何十年来願っている「顔の見える経済」もまた、障害者を中心に、自ら「助け合いの市場」を作りだすことで障害者の雇用と所得を補償する活動で、ジャンルはちがいますが、島津亜矢さんの音楽的冒険に強いシンパシーを感じています。
これからも一ファンとして、わたしなりの独断と偏見を申し訳なく思いますがお許しいただき、島津亜矢さんの音楽活動を追いかけようと思っています。
地域では今年3回目となる「ピースマーケット・のせ」の開催日が5月20日となり、実行委員会が活動をはじめています。地域性にこだわり、日常生活の中から憲法や平和への願いを語り、歌い、分かち合い、息苦しい世相の中で行方不明になりそうな民主主義を手繰り寄せ、次世代に届ける新年にしたいと思います。
そして7月11日、箕面の友人たちとクラシックのチャリティー・コンサートを企画しています。この催しは、東日本大震災による福島県の原発事故による放射能の不安を抱えながら暮らす障害児とその家族を一時的に関西に迎え入れ、心身の疲れを癒してもらう保養プロジェクト「ゆっくりすっぺ in 関西」の活動を支援するために開きます。
箕面市出身のヴィオラ奏者で、ドイツをはじめとするヨーロッパの第一線で活躍されている吉田馨さんが演奏仲間に声をかけ、毎年石巻市でチャリティー・コンサートを開催される前夜祭として、箕面でのコンサートが実現しました。
このコーサートの収益を「ゆっくりすっぺ in 関西」に届けるだけでなく、コンサートを通じて原発事故により子どもたちが、とりわけ障害を持つ子どもたちが心を固くして暮らしている現実を多くのひとびとにお伝えし、一日でも早く子どもたちの明日が夢見る希望に満ち溢れるように「ゆっくりすっぺ in 関西」を支援し、共に未来を耕したいと思います。

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