ガッツくんTシャツ復刻 耕そう ともに生きる希望を

豊能障害者労働センターは被災障害者救援バザーにつづき、今年の春夏通販でガッツくんの復刻Tシャツを製作販売し、売り上げの一部を救援金とします。
1995年の阪神淡路大震災の時、神戸のTシャツ製作グループが被災障害者支援のためにガッツくんTシャツを製作しました。被災地の障害者団体のネットワークが救援活動を担い、共に生き、助け合う町をめざして復興に取り組む姿に共感したこのグループが、自分たちのできることでその活動を応援したいという思いを形にしたのでした。
画家の湧島克巳さんの力強いタッチのイラストによるTシャツは被災地の障害者を勇気づけ、救援活動をささえる全国の障害者団体にまたたく間に広がっていきました。
翌年、木村拓哉さんがドラマの中でこのTシャツを着たことで、障害者だけでなく多くの若者に圧倒的に支持され、50万枚を販売するまでになりました。
ガッツくんTシャツの製作販売は一般の市場とはちがうところで、ひとからひとへと「共に生きる願い」が手渡される形で販売されました。それは、Tシャツというキャンパスに無数の心が描いた「夢見る街」への旅でもありました。
阪神淡路大震災の時に障害者救援活動に参加したひとたちにとって、ガッツくんTシャツは目の前の困難に立ち向かい、生きていくための勇気を奮い起してくれる「応援の旗」だったと思います。
1998年、豊能障害者労働センターがTシャツの製作をはじめたのも、ガッツくんTシャツの鮮烈なメッセージがあったからでした。Tシャツの製作販売を通して「ともに生きる勇気」を育てようというメッセージは、プラスWeTシャツへと結実しました。

今回の大震災で、東北の障害者の仲間たちが仙台で、郡山で救援活動をはじめています。わたしたちはその活動に参加するために、わたしたちのできることを必死にさがしています。直接現地のサポートに行くことも救援物資を届けることも救援金をつくりだすためのバザーをすることも救援金募金をよびかけることも、それぞれのひとが自分のできることをさがして実行しようと思っています。
ガッツくんTシャツの製作もまた、16年前にこのTシャツを通して被災障害者支援に立ち上がったグループの思いを引き継ぎ、ともに生きるすべてのひとの希望をたがやすために製作するものです。
今回の製作に当たっては、まず購入していただいたらその売り上げの一部が救援金になることと、もし全国の団体や個人の方でこのTシャツを販売して下さる場合、通常の委託販売価格でお届けします。豊能障害者労働センターが救援金を拠出しますので、Tシャツを販売するだけで地域の活動資金をつくりながら救援活動に参加できます。
いま、豊能障害者労働センターでは救援バザーと並行してガッツくんTシャツと、オリジナルデザインの「耕すTシャツ」の製作に必死に取り組んでいます。もうすぐ販売開始です。

ガッツくんTシャツ復刻 耕そう ともに生きる希望を” に対して2件のコメントがあります。

  1. 河原和子 より:

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    初めまして。
    ガッツ君の作者は誰かなと探していてここに来ました。
    私は奈良の住む、大阪(出身)のおばちゃんです。
    《神戸》の時のガッツ君のティシャツと、バンダナで、10月南三陸に行ってきました。
    →を見て下さいね。→http://www.geocities.jp/naniwahone/
    来年もガッツ君と一緒にwsに行ってきます。
    ガッツ君のトレーナーも持っていますが、復刻でトレーナー(できればチャックの前あきの)を作ってほしいです。
    また、奈良の「たんぽぽの家」http://popo.or.jp/でも、
    東北支援の活動に関わりました。
    仙台の方を招いてお話を聞いたり、
    東北の作業所とつながって品物を販売したり、
    震災直後は、職員が現地に行き、必要な物資を聞きながら、救援物資を送りました。
    現地はまだまだですが、気の長いあったかい支援を続けていきたいです。
    寒い日が続きます。
    おからだご自愛ください。

  2. tunehiko より:

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    コメント、ありがとうございます。
    ガッツくんTシャツは阪神淡路大震災の時、神戸の市民グループが被災障害者の支援するTシャツを制作するため、イラストレーターの湧嶋克己さんにイラストを依頼し、協力を得て実現したものです。
    今回は、阪神淡路大震災でも支援活動に参加した豊能障害者労働センターが復刻版として制作したものです。わたしが言うべきことではありませんが、豊能障害者労働センターはオリジナルのメッセージTシャツを制作しているため、ガッツ君Tシャツの展開はないと思われ、ご希望に添えないように思います。ごめんなさい。

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