ガッツくんTシャツ好評です。

豊能障害者労働センターが震災の救援金をつくりだすために製作したガッツくんTシャツが好評です。被災障害者救援活動をすすめる「ゆめ風基金」の機関紙で紹介されたこともあり、全国の障害者団体から問い合わせがあるそうです。
16年前の阪神淡路大震災の時に、被災障害者を救援しようと生まれたガッツくんTシャツについては先に書きましたが、ガッツくんTシャツに関わった人々が託したメッセージは16年たった今、この大震災のさ中によみがえったのでした。それはとても悲しいことではあるけれど、ひとがひととつながっていくことでしかこの傷をいやす術がないことをもう一度、わたしたちに教えてくれたのでした。
全国のさまざまなグループがそれぞれの地域でこのTシャツを購入したり、販売したりしようと考えてくれています。また、大阪のある労働組合の人たちがガッツくんTシャツを着て被災地でのボランティア活動をしてくれます。

ガッツくんTシャツをめぐって、いろいろな動きが出てくることで、このTシャツを企画制作してほんとうによかったと思います。
わたしたちが言う「恋する経済」とは、一般経済と同じお金と物とサービスの動きがありながら、そこにひとつのメッセージやつながろうとする心が込められています。その小さな経済圏の中をお金も物もサービスも愛おしく回り続ける見果てぬ夢なのです。振り返れば一般経済も「恋する経済」をかくしているとわたしたちは思います。
豊能障害者労働センターの経済活動はその見果てぬ夢の途上を多くの人びとと歩き続けることで、バザーもガッツくんTシャツもカレンダーも地域のお店も、「恋する経済」の入り口の一つなのです。

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