ありがとう!桑名正博さん。「コンサート風の華」2

昨日、小島良喜さん(桑名正博さんとよく共演していて、他にも井上陽水など多くのライブツアーに参加しているピアニスト)が電話してくれて、桑名正博さんの明日のお葬式は一般も参加できるかも知れないので、豊能障害者労働センターのスタッフとともに葬式の会場に行くことにしました。
式場には入れないかも知れないですが、その時は入り口付近で待機して、午後からのパレードの出発を見送ろうと思っています。

明日の代わりに今日仕事場にいったのですが、しばらくして豊能障害者労働センターから電話があり、TBSテレビの記者がニュース番組で桑名正博さん追悼を特集することになり、1990年代のチャリティコンサートのことを取材したいとのことでした。
当時のいきさつを知る者がわたしということで、急遽箕面に行き、豊能障害者労働センターに当時の資料を用意してもらい、会場だった箕面市民会館(現グリーンホール)をふくめ現地取材に応じました。
ちょうどわたしも昨日からブログでこのコンサートの思い出を書き記そうと、昨日に書いたブログの記事を渡しながら、当時のいきさつについて話をしました。内容はほとんど昨日書いたとおりですが、カレンダーの販売に追われる豊能障害者労働センターの事務所で話していると、すでに22年前になる当時のことを知っているスタッフは数少なくなり、ほんとうに長い年月が流れたことを実感しました。
それでも、当時のことを思い出しながら話している間にも障害者スタッフが生き生きとしていて、とてもうれしい気持ちになりました。
豊能障害者労働センターが用意してくれた資料は一部で、もっとたくさんあった写真の行方はわからないのですが、それでも1990年の最初のコンサートの時のリハーサルの写真やステージの写真があり、そのときの風景がどっとよみがえり、ほんとうになつかしく思いました。
豊能障害者労働センターの事務所での話を終え、箕面市民会館の中に入らせてもらいました。この会館は舞台に向かって沈んでいく船底のような感じがする客席で、舞台からみると反対に客席が後方へとのけぞっていきます。この客席をお客さんで埋め尽くすのは、わたしたちの実力からしてほんとうは大変なことでしたが、たくさんの方々が応援してくださったおかげで、毎年1000人以上のお客さんが遠くは関東方面、九州方面からも来てくださったことを今でも感謝しています。
1990年4月27日、桑名正博さんは、何年も前からわたしたちを待っていてくれたかのようにこのステージに立っていたのでした。
そしてあなたの姿も歌も、ただただまぶしかったのでした。

重いトランクを両手にぶらさげ
列車の切符をくわえたくちびる
かかとまではきつぶした
ズック靴ひきずり
(桑名正博「ライムライト」)

取材してくれたものは、TBSテレビの関東圏夜のニュース番組の中の特集で、残念ながらわたしが住んでいる関西では流れないそうで、記者がDVDにして送ってくれるそうです。

1990年桑名正博コンサート風の華・オープニング曲「ライムライト」 by コジカナツル

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