話し合い、分かち合い、助け合い、能勢の未来を共につくりだすために…。

10月18日投開票で、能勢町の町長選挙と町議会議員補欠選挙があります。
その議員補欠選挙に、私たちのグループの難波希美子さんが立候補することになりました。突然なので丁寧に準備する余裕もありませんが、わたしたちには大きな夢があります。
全国で24番目に消滅する町と指摘された能勢町ですが、その予測は都市集中型の成長至上主義の視点からであって、人口減少がもたらす税収不足を嘆くだけではなく、先人たちが100年も200年も豊かな農地と里山を生業の中で守ってきたからこそ能勢の自然はあり、自然を生かした能勢の未来は決して暗いものではないと確信します。
コロナ禍の中、テレワークを導入する企業が増え、都会の職場に通勤するよりも自宅で仕事をし、豊かな自然環境で子育てしたいと郊外への移住を考える子育て世代が増えつつあります。大阪市内から1時間の、豊かな自然に抱かれた能勢の暮らしは、移住を考える人にとって大きな魅力であるとわたしたちは考えます。
ところが能勢町は農地のまま工業用地にできるようにする国の法律改正に乗じて貴重な農地を提供し、企業誘致による税収の確保を求めています。その最初の計画が、棚田100選に選ばれている長谷の棚田の下に広がる一等地の水田の一部5ヘクタールをコンクリートでかため、企業による水耕栽培のスプラウト工場を建設するというものです。
わたしたちはコロナ禍の元で企業誘致のありかた自体が変わらざるを得ない中、時代に逆行するこの計画に反対です。そして、高齢化と後継者不足に悩む個々の農家の頑張りだけでは農業が成り立たないところにある今、能勢町行政と能勢町民に提案します。
1. 後継者不足に悩む農家への支援
2. 若い就農者のネットワークづくりと農業政策提言の受け入れ
3. 就農をめざす移住希望者への農地のマッチングなどの支援
4. 移住希望者への積極的アプローチと、住宅のあっせんや福祉、教育・保育の充実
5. 地産地消をふくむ農産物の販路拡大、加工食品の開発
6. 環境景観条例の制定、気候危機宣言自治体に
7. 町議会のオンライン中継など、議会改革
農業を営むひともそうでないひとも能勢町行政も、能勢の自然と農業を守るために共に助け合い、分かち合い、能勢の未来づくりに参加する仕組みをつくりだしたいものです。
農業や里山林業への支援がなくては能勢のかけがえのない自然を守れないと切実に思う難波希美子さんが能勢町議会に入れば、町議会に風穴を開ける新しい風が吹くでしょう。
能勢の自然への深い愛と純情な心と行動力を兼ね備えた難波希美子さんを候補者に持つことは、わたしたちの誇りです。そして、どんな打算も忖度もなく、難波希美子さんを議会に送り込みたいと必死に願うわたしたちもまた、とても幸せなのだと実感します。

ホップ・ステップ・のせ
細谷常彦
大阪府豊能郡能勢町149-1 090-9879-9994

難波希美子プロフィール
1961年、大阪市生まれ
公益社団法人大阪自然環境保全協会・里山保全管理・野生鹿調査能勢担当
一般社団法人縮小社会研究会理事
PEACE MARKET・のせ実行委員

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