新しい旅をはじめようと思います

朝の目覚まし時計は日暮らしと鶯の鳴き声
遠い夕焼けが能勢の森を照らします
長い旅をしてきました
友だちでいてくれたこと、感謝します
そして、この地・能勢でもう一度
新しい旅をはじめようと思います

という、引っ越しのお知らせのはがきを出してきました。
わたしと妻、妻の母の3人と、メイという名のひょうきんな猫と、能勢での新しい生活がはじまりました。
わたしはまだ被災障害者支援「ゆめ風基金」で働かせてもらっていまして、週に3回新大阪の事務所に通っています。一時間に一本しかないバスに乗り、能勢電車の山下駅から川西能勢口、阪急宝塚線で十三、十三から京都線でひと駅の南方に着くと、そこから歩いて10分で、やっと事務所にたどり着きます。また箕面の豊能障害者労働センターにも週一回行くことになったのですが、地理的には近いのですが、通勤時間はあまり変わりません。
通勤時間は1時間半ぐらいで、それほど不便ではないのかも知れませんが、この間まで吹田市江坂というとても便利な所に住んでいたので、とても遠く感じます。
なんといっても一時間に一本しかないバスが大変で、ひとつ乗り遅れるともうお手上げなのと、最終バスが10時20分で、これでは会議があればもう家には帰れません。

それでも、一時間に一本のバスしかない暮しもいいなとも思います。毎朝いつも乗り合わせるおばあちゃんたちのよもやま話も面白いし、バスの窓から見える緑いっぱいの山や田畑を見ていると、子どものころに見なれていた風景と似ていて、とても懐かしく思います。あれから半世紀を生きてきて、なんのことはない、またもとの場所に帰って来たのかなと思います。

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