見果てぬ夢の向こうのコモンウェルスへ
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ひとりの脳性まひといわれる少年がいました。当時彼は養護学校(特別支援学校)の高等部3年生でした。道路工事の看板と買い物姿の大人たち、地域の学校の運動場で歓声を上げる同じ年頃のこどもたち。そんなどこにでもある街のざわめきが車窓に映っては消えていきました。
学校で彼を待っていたのは訓練でした。学校の先生もまわりの大人たちも、この街全体が、自分の力で、他人に迷惑をかけないために努力することを要求していると彼には思えました。
まじめな彼は一生懸命がんばって、1メートルしか歩けなかったのが5メートルも歩けるようになりました。もっとも手すりをつかんでのことですが…。
しかしながら、彼はおぼろげにわかりかけてきたのでした。たとえ5メートルが10メートルになっても、友と出会うこともこの街のざわめきにたどりつくこともできないことを…。
翌年の春に卒業を迎え、施設か在宅しか進む道を用意されなかった彼にとって、17年間の人生は何だったのでしょう。
この街に生まれて、当たり前に学ぶことも当たり前に働くこともあたりまえに生きることもはばまれた自分はいったい何者なのか。
1981年秋のころでした。
この少年の悲痛な叫びから豊能障害者労働センターが始まりました。それから40年以上の時が流れ、箕面市民のよりどころのひとつにまでなった豊能障害者労働センターの「キャベツ畑」は、より地域の人に親しまれ、障害を持つスタッフの生き生きとした姿をもっと表現できるカフェ「キッチン 虹のうつわ」へと生まれ変わるリニューアル工事を進めています。
その費用の一部にするクラウドファンティングによる支援を求めています。
障害者スタッフが福祉の利用者ではなく、友情を力に助け合い、お金を分かち合ってきた豊能障害者労働センターの今のすがたをごらんいただき、応援していただければ幸いです。
障害のある人とない人がともに働くランチカフェを立ち上げたい
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