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さよなら原発1000人集会にご参加を! 11月12日(日)午後2時 いたみホール

 福島原発の処理水の海洋放出が始まってしまいました。科学的に問題なく、非科学的な風評被害だけが問題とされています。トリチウムの濃度だけを焦点にしてその他の物質は未処理で、やはり汚染水の放出と呼ぶのがまともだと思います。陸上保管など他の方法よりコストが低いという理由で海洋放出にしてしまったことは、中国などの指摘があろうとなかろうと簡単で安上がりな方法を採ったのでしょう。
 原発の再稼働や新設までも計画する都合上、メディアも巻き込んでまたもやいつ壊れるかもしれない「安全神話」を押し付けているように思えます。
 2011年の福島原発事故の処理費用は増える一方で2016年12月時点の21.5兆円が大幅に増額されると予想され、35兆円から80兆円という試算もあり、また終了まで40年という目標も危ういと聞きます。
 都市中心の経済構造のひずみが農林業、漁業など一次産業の担い手だった福島県をはじめ地方都市の人口流出と雇用の喪失、生活圏の交通の縮小、廃止に追い込まれる中で、原発誘致にお金をちらつかせ、それなくしては行政機構も人々の生活も成り立たなくなるようにしてきた国と電力会社の責任はとても重いと思います。と同時に、日本の原発は安全だとマインドコントロールされ、スリーマイル、チェルノブイリの事故の時にも立ち止まらせることができなかったわたしたちの責任もまた逃れられないと思います。
 世界では福島原発事故の教訓を生かして原発をやめようとしている国もある中で、原発の運転期間の延長、再稼働どころか新設も進めようとする国の意図の中には、原子力エネルギーを基礎にした資本主義経済をすすめるだけでなく、核兵器への転用という本音があることもまた真実だと思います。
 今生きているわたしたちが海洋放出にも原発の安全性にも次の世代に責任を持てない以上、原発をまず止めることから日本のエネルギーの在り方とわたしたちの生活を考えなおすことが求められるのではないでしょうか。
 そんな思いを共有し、行動を起こそうと「さよなら原発1000人集会」を開催してこられた実行委員の方々に敬意を表しつつ、第12回となる集会に今年も参加しようと思います。