5月15日の「PEACE MARKET・のせ」

5月15日の「PEACE MARKET・のせ」は天気にめぐまれ、1200人の来場をいただき、無事に終わりました。ご来場いただいた方々に感謝します。 ふりかえれば昨年8月、「孫や次の世代に武器のない平和な世界をつくろう」と、能勢町の高齢者住宅に住む清洲辰也さんがよびかけたチラシが新聞に折り込みされた時から9ヶ月、それに応えるひとつの方法として「PEACE MARKET・のせ」の開催を決めたものの、農繁期に能勢町の人々がどれだけお越しいただけるのか、また大阪府の最北端の能勢に町外からどれだけ参加していただけるのかと、不安に思う日々でした。そんな気持ちをふりはらい、はげましてくれたのは他ならぬ清洲さんの切実なメッセージでした。 期待よりも不安が募る中、1200人のご来場をいただき、能勢町にこれだけの人が集まってくださったことに驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。 イベントは開催したわたしたちのものだけではなく、むしろ参加していただいた方々のものであり、いろいろな不手際があったにも関わらず、体調が思わしくない清洲さんが「これはわたしの遺書です」と言って渡されたあいさつ文を実行委員が代読し、たくさんの方々が耳をかたむけ、熱心に聴いてくださったことや、「来年も」という声を数多くよせられたこと、そして1200人の人々が里山・能勢にあつまり、5月のさわやかな風の助けを借りて溶け合い、笑顔に包まれ、心を通わせる一瞬があったことがなによりの幸せです。 遠くは篠山市や大阪市内から国際色豊かなやさしいファーストフーズが並び、いまもっとも困難を抱えている国の一つであるシリアの難民の支援グループやパレスチナ、インドネシア、モンゴル、韓国、タイ、そして日本のグラスルーツなど、それぞれの出自を明らかにしながら心と物と夢が行きかうマーケットがわたしたちの愛する里山・能勢で実現したことも、とてもうれしいことでした。ステージの出演者も実行委員会のメンバーが多様だったことから幅広く、充実した演奏だったと高い評価を受けました。 願わくばこのイベントが平和を願う世界の人々と手をつなぎ、助け合う道程の一里塚となりますように…。 最後に、淨るりシアターを使用するにあたりいろいろなアドバイスとご協力をいただいた淨るりシアターのスタッフの方々、ご後援いただいた能勢町、能勢町人権協会、能勢町社会福祉協議会、箕面市国際交流協会、陰ながら支援していただいた能勢町教育委員会、能勢町商工会のみなさま、チラシを置いてくださった能勢町内の各店舗のみなさん、当日助けてくださったボランティアの方々、各出店者、出演者のみなさん、それ以外にわたしたちの知らない所で応援してくださったみなさん、そして会場にお越しくださったすべてのみなさん、ありがとうございました。

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