「PEACE MARKET・のせ」で熊本地震の被災障害者救援金を呼びかけます。

熊本地震で亡くなられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。また、被災された方々にお見舞い申し上げます。わたしは今、5月15日の「PEACE MARKET・のせ」実行委員会の一員として準備を進めています。
そのさ中に発生した熊本地震の被害の大きさが明るみになるにつれて、イベントの準備をしていても心が落ち着かないでいます。
先日の実行委員会で、地震で被災された方々が通常の暮しに戻れるように、わたしたちみんなで助けあうことを別にしてこのイベントの目的である「平和への長い道」の一歩を歩けるはずがないと話し合いました。
といって、このイベントは収益を求めるものではなく、開催にともなう経費を借入金によってまかなっている現状です。
そこで個々の活動とは別に、ささやかながら「PEACE MARKET・のせ」として、イベント当日にわたしたち主催者が販売するリサイクル品の収益金と、この催しに参加してくださった方々に募金をお願いし、被災障害者支援・認定NPO法人「ゆめ風基金」に熊本地震と指定した募金を届けたいと思います。

ゆめ風基金は阪神大震災を教訓に、被災障害者の長期支援と、いざというときにすぐに救援金を届けることを目的に発足しました。
2011年の東日本大震災では、発生直後から現地の障害者団体と障害者救援本部を立ち上げ、一般の情報では遅れがちな障害者の安否確認や被災状況、被災障害者の現状とニーズを把握し、必要な時に必要なお金や物、ひとを派遣しました。
ゆめ風基金と49都道府県の障害者団体のネットワークですすめる救援・支援活動の特徴は、現地の障害者団体を中心に救援活動の拠点をつくり、現地の障害者が被災障害者の安否確認から生活再建、働く場の再生と創設まで、被災障害者のニーズに基づいて救援・支活動を進めることにあります。
東日本大震災の被災地の再生も長期プログラムの中、現在も支援活動をつづけている他、現地での交流や大阪での大規模な交流を毎年続けています。

今回の熊本地震においては、現地の障害者団体が集まり、そこにゆめ風基金の理事と大阪の関連団体のスタッフが合流し、近々に障害者救援本部の立ち上げる予定になっています。それからは被災障害者の安否確認と被災状況の把握からボランティアの派遣と、現地の活動資金が必要になり、支援金の呼びかけも始めています。
ちなみにわたしは豊能障害者労働センター在職時からゆめ風基金の立ち上げにかかわり、2011年の3月から昨年の8月まで非常勤スタッフとして働いていました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です