リサイクルアートコンテスト

少し前になりますが3月20日、国崎クリーンセンター啓発施設「ゆめほたる」に行ってきました。
 国崎クリーンセンターは兵庫県川西市、猪名川町、大阪府豊能町、能勢町の1市3町が共同で建設し、猪名川上流広域ごみ処理施設組合が管理運営するごみ処理施設で、一般廃棄物の安定的かつ適正な処理及びリサイクルを行い、地球環境改善に貢献するとともに循環型社会の構築に寄与することをめざしています。
 2階の啓発センター「ゆめほたる」はリサイクルにかかわる各種セミナーや木工教室、リフォーム教室やワークショップの他、エドヒガン、ほたるなどの自然観察イベントなどを開催しています。また地域のひとびとが利用できる貸館業務もしていて、親切なスタッフさんが相談にも乗ってくれるようです。

 以前から一度行ってみたいと思っていたのですが、一庫ダムの近くでなにぶん交通の便が悪く、車を運転できないと行きにくいところではあります。
それでもわたしは仕事で行けなかったのですが、妻とお母さんは能勢の福祉タクシーを利用して時々開かれるバザーに行ったり、バザーに出店したりしていました。
 今回わたしも行くことになったのは、この日の催し「ステナイデア・にエドヒガンフェスタ」に参加するためでした。
 実はこのお祭りにあわせて「リサイクルアートコンテスト2013」が催され、1月末までの期間ぎりぎりに妻が出品していて、2月の1か月間に来場した人の投票数と、審査委員長の美術作家藤浩志さんの審査により、妻の作品が最優秀賞に選ばれ、その表彰式がこの日にあったのでした。
 長い間ためていた裁ちくずや古い布を小さく丸く切り、それに古いセーターやマフラーを使った貼り絵で、里山の秋の風景を表現したものでした。どちらかというと地味な作品でしたが、風景画でわかりやすかったこともあったのでしょうか、投票数が一番多かったようです。わたしは一見普通の風景を描いた貼り絵のように見えて、彼女が好きなジャスパー・ジョーンズの何回もグレーで塗り込められた標的や星条旗の作品のような印象をうけました。審査委員長の藤浩志さんもそのあたりのことを感じておられたようで、「わたしは作品を見るとき、『この作者は何フェチか?』と考えるのが好きで、この方は『切りフェチ』ですね」と講評されていました。
 この催しは「ステナイデア」(捨てないアイデア)を合言葉に里山とエコを楽しむ春のお祭りで、いらなくなったおもちゃを交換できる「かえっこバザール」と常設の「かえるステーション」の開設、環境まんが家の本田亮さん、高月紘さんの作品展示、子どものおもちゃでつくられた藤浩志さん作「巨大トイザウルス」の展示にくわえて、環境と地域社会をステージに活躍されているこの3人の講演会などがあり、楽しい催しでした。
 定期的に開かれるバザーはかなりの人出らしいのですが、交通の便が悪いこととあいにくの雨でこの日は参加者が少なく、イベントの内容も会場の雰囲気もすこぶるよかっただけに少し残念に思いました。
 ともあれ冬の間は寒くて出かけられなかったので、久しぶりの外出で楽しい一日となりました。

会場で知り合った方が3人一緒でと撮ってくださいました。いつもはわたしが写すので全員の写真はほとんどなく、せっかくだからと写していただきました。それにしても、カメラを向けるとお母さんの表情が生き生きしています。

国崎クリーンセンター啓発施設「ゆめほたる」

ステナイデア・エドヒガンフェスタ

リサイクルアートコンテスト2013 結果発表

会場で知り合った方が3人一緒でと撮ってくださいました。いつもはわたしが写すので全員の写真はほとんどなく、せっかくだからと写していただきました。それにしても、カメラを向けるとお母さんの表情が生き生きしています。

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