被災障害者救援バザーにご協力ありがとうございました。

5月14日の豊能障害者労働センター主催・被災障害者救援バザーは天気にもめぐまれ、会場の箕面市立メイプルホールにたくさんの方々がご来場下さり、盛況の内に無事終えることができました。 当日ご来場くださったみなさん、ボランティアの方々、そして、箕面市や近郊の方々をはじめ、全国各地からハザー用品を提供して下さったみなさん、ほんとうにありがとうございました。 この2か月、豊能障害者労働センターのひとたちはほんとうに大変だったと思います。このバザーが終わったのちも、毎日バザー用品の引き取りが40件はあるそうで、宅配便もどんどん送られてくる気配で、豊能障害者労働センターではバザー用品の提供をしてくださる方々のご厚意に報いるため、ひきつづき地域での救援ミニバザーを開くことになりました。 晴天にめぐまれたこの日、野外ステージには「被災障害者救援バザー」と書かれた垂れ幕の両側に「見上げてごらん夜の星を」と「伝えてください」の歌詞が書かれた布の幕が張られました。その布幕を書いてくださったのは阪神淡路大震災の被災者で神戸市在住の書道家・左右津安輝子さんです。 その野外ステージではまず最初に「被災障害者救援ゆめ風基金」を応援する神戸市在住の加納浩美さんが、永六輔・谷川俊太郎共作詞、小室等作曲の「ゆめ風基金」応援歌「伝えてください」を歌い、その後、「ゆめ風基金」代表理事の牧口一二さんのメッセージではじまりました。 「沖縄音楽なあ」、ベリーダンスのJUN&J&JAMYLA、箕面副市長の奥山勉さんのメッセージ、姉妹デュエットSKY、紙芝居と盛りだくさんのプログラムで、いつもはバザーの方に気を取られてステージをご覧になる方がやや少ないのですが、この日はどのプログラムでもたくさんの方に楽しんでいだきました。 ラストにもう一度加納浩美さんがゆめ風基金応援歌「風と夢」、「伝えてください」を歌いましたが、その時、突然風が吹き、真っ青だった空に雲が現れ、ポツリポツリと雨が降ってきました。豊能障害者労働センターのバザーでは途中で雨が降ってきたり、終わったとたん大雨になったりと、すんなりとは終わらないことをみんな経験しているものの、まさか今日のこんな晴天で突然雨が降り出すとは思いませんでした。 ところが、加納さんの歌が終わったとたん、ポツリポツリした雨もやみ、晴れ渡りました。何か、「伝えてください」という歌が、雨を呼んできたのかもしれないな、と思いました。 たくさんのたましいの無念のなみだとして、かなしみの大きさに枯れ果てた空の泉からわき出る希望の恵みとして…。 バザーの売り上げは219万3480円ありました。また、豊能障害者労働センターに寄せられたゆめ風基金の救援金は5月13日現在486万9,488円あり、合計706万2,968円がゆめ風基金になりました。 ありがとうございました。

熱唱する加納浩美さん。秋田出身で神戸市在住の彼女は16年前の阪神淡路大震災に被災し、「ゆめ風基金」設立から積極的に応援参加されています。どこにいても、遠く離れていても、つながりたいと願う心をストレートに歌う彼女の透き通った歌声は聴く人を魅了します。谷川俊太郎さん/永六輔さん作詞、小室等さん作曲のゆめ風基金応援歌「伝えてください」、「風と夢」のレコーディングに参加してくれました。

「ゆめ風基金」代表理事。全国各地の小学校、中学校を講演し、子供たちが感性豊かに想像し、ちがった個性を持ったひとが共に生きることのたのしさを伝えてきた牧口さんは、被災した障害者の支援活動を通して助け合うことの大切さを語ります。

野外のバザー会場。手前は野外ステージとつながり、食べ物の店がずらりとならび、その後ろではかばん、くつ、古着、おもちゃと、関連団体のお店がならぶ。メイプルホール屋内も1階にも2階、地下とバザー会場となり、終日にぎわいました。

1階ロビーでは箕面FMタッキーが実況放送。豊能障害者労働センターの視覚障害者・杉山幸子さんと副代表・新居良さんが出演。牧口一二さんも出演されました。

「沖縄音楽なあ」は沖縄民謡を中心に奥行きと張りのある歌が素敵でした。最後は観客を呼び込んで素敵なおどりがあり、こどもも大人も楽しめるパフォーマンスでした。

ベリーダンスはしなやかに身体全体をふるわせるダンスに観客は圧倒され、見とれてしまいました。華麗なパフォーマンスは、実は大変な身体能力が要求され、日々の練習はとても過酷なものと思いました。この日は晴天で野外ステージの床はとても暑くなっていて、にこやかにふるまわれていましたが、水ぶくれができたということでした。とてももうしわけなく思います。

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