能勢妙見山を登りました。

少し前の10月24日、能勢妙見山を登りました。能勢に引っ越してから、時々妻に連れられて能勢めぐりをしています。妻の母がデイサービスに行っている間、午前10時くらいから午後4時ぐらいまでのコースを妻が探し、わたしは後ろをついて行くだけで申し訳ないのですが…。今回は「1時間ぐらいで登れて、平坦地が多い」と、気楽な感じで出発しました。後でわかったのですがそれはまったくのまちがいで、初谷川をひたすら登っていくコースで、途中で弁当も食べて2時間半のコースでした。初谷川は妙見山からはじまりわたしたちの住んでいる所を流れている大路次川に合流している川で、とてもきれいな川でした。最初は前に住んでいた箕面の滝道のような風景で、高い木に囲まれ、整備された道を歩くのですが、野鳥の宝庫でもあり、鳥のさえずりが秋のさわやかな空に響いていました。

しばらく歩くと、いよいよ渓流をのぼっていき、途中がけ崩れが何か所かありました。川のはじまりがほぼ頂上で、すぐに着くと思いこんで登って行ったのですが、一時間歩いてもなかなかつきません。まあ、歩く速度が遅いだけかなと思いながら登っていくと、案内板が立っていて、まだ3分の1ぐらいとわかりました。これはたいへんと少し歩く速度を上げて行きましたが、少しずつ川幅がせまくはなるのですが、なかなか川のはじまりにたどり着きません。しばらく歩いたところで、山から降りてきた二人連れに出会い、「あとどれぐらいですか」と聞くとまだ1時間はあるということで、予定では頂上でご飯を食べるつもりでしたが途中で済ますことにしました。冷たい水で手を洗い、川のそばでご飯を食べているとほんとうに気持ちが良かったです。そこからまた歩き始めたのですが、ご飯を食べたらよけいにしんどくなり、どこまで歩いてもたどりつかない頂上めざし、へろへろよたよた歩きつづけました。

やっと頂上付近の初谷川のはじまりに着き、妻は覗きに行き、水の冷たさを味わいましたが、わたしはかなりいっぱいいっぱいで、早く頂上に着きたい一心でした。頂上に着くと、以前わたしたちが利用したケーブルとリフトを乗り継いだひとたちがけっこういました。ここでゆっくりしていると妻のお母さんが帰って来るのに間に合わなくなるので、そうそうにリフトとケーブルで里にもどりました。

前回の三草山と同じく、どちらも初心者コースと書かれていますが思ったよりはきついコースで、お互いに体力が落ちたのを痛感しました。それと、やはりもう少し装備して登らないといけないなと思いました。けれども、能勢に引っ越してきた甲斐あって、秋の気配が山の緑を微妙に変えるのを見ながら初谷川の源流にさかのぼる小さな旅行を楽しめました。

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