50年ぶりの入院でしたが、無事退院しました。

 私事ですが今月の15日、前立腺肥大の切除手術を受けました。ここ数年排尿障害に悩まされ、かかりつけのお医者さんに手術をすすめられていたものの、なかなか踏ん切りがつきませんでした。昨年の12月初め、紹介状を持って川西総合医療センターの泌尿器科を受診した時に、手術日は1月15日に決定されました。生来恐がりの私はそれからの一か月あまり、「大丈夫かな、大丈夫かな」を繰り返し、妻にずいぶん迷惑をかけてしまいました。
前日の14日の日曜日、隣町の豊能町に住む息子が車に乗せてくれて入院し、15日は手術予定時間が2時間も繰り上がり、あれよあれと言う間もなく全身麻酔となり、目覚めるとすでに集中治療室のベッドに寝ていました。
 その日一日は術後すぐで苦しかったものの、それからすぐに普通の病棟に戻り、おかげさまで経過がよく、その週の金曜日に友人のTさんに迎えに来てもらい、退院しました。今もまだ排尿時、少し痛みが残っていますが、ずいぶん楽になりました。
 病院では延べ30人ほどの看護師の方々にお世話になりました。高齢化が進む中、わたしよりもさらに年上の患者さんたちも多数いらっしゃって、病院の医療スタッフのお仕事はたいへんだなと思いました。医療の進化もさることながら、患者さんひとりひとりの人権を尊重し、寄り添う看護師の方々に感謝でした。
 病室から町並みをながめていると、1997年に母親が亡くなった時に病室の窓から見た箕面の朝の風景を思い出しました。あれからずいぶん時間が経ちました。
 残された一日一日を大切にしていこうと、あらためて思いました。

無事家に帰りました。