共に働き共に生きる障害者市民事業ネットワークカレンダー

たった一粒の涙もむだにしない、共に助け合う未来の町から届く一年分の手紙
豊能障害者労働センター制作・障害者市民事業ネットワークのカレンダーが、イラストも形も新しくなりました。
1985年から始まった吉田たろうさんのイラストによる「季節のモムたち」、2006年から松井しのぶさんに引き継がれた「やさしいちきゅうものがたり」と、障害者市民事業ネットワークカレンダーは時代の波に翻弄されながらもたくさんの方々に支えられてきました。
1982年に設立された豊能障害者労働センターは設立当初から障害のあるひともないひとも共に働き、共に運営しながら、障害のあるひとの給料を作り出す活動を続けてきました。この40年、障害者の就労はいまだに福祉施策で、就労の場での介護保障など労働行政の制度化はまだ充分ではありません。
れいわ新鮮組選出の参議院議員・木村英子さん、船後靖彦さん、天畠大輔さんたちが政治の場で、本来障害者が暮らすための命綱であるはずの介護サービスは生活の場のみならず、働く場でも保障されるべきだと提案されていて、心強く思っています。
就労問題だけではなく、直近の国連の勧告にもかかわらず日本政府はすでに世界の潮流になって久しいインクルーシブ教育の実践からほど遠く、障害者を排除し支援学校・支援学級にとじこめる力を緩めず、また精神障害への偏見がひろがることにしかならない隔離政策をより進めています。
豊能障害者労働センターは地域の活動を越えて、機関紙「積木」をメディアに通信販売を始め、全国のひとびととつながってきました。カレンダーの制作販売はその最初の提案商品で、全国の35グループの障害者ネットワークで販売されています。地域も運営主体もちがっていても、それぞれの地域のひとびととつながるツールとして、大切な役割を担っていると思います。
決して穏やかではない厳しい時代ですが、新しい旅を始めるカレンダーとともに、誰もが安心して暮らせる町、たった一粒の涙もむだにしない、ともに助け合って生きる社会を願いながら、新しい一年を一日一日大切に暮らしていければと思います。
1,100円(内税)
全国一律送料無料
●本体サイズ:タテ21×ヨコ29.7㎝
●見開きサイズ:タテ42×ヨコ29.7㎝
カラー12枚つづり
●イラストレーション
原 公香 hara kimika(奇数月のイラスト)
浅野 成亮 asano seisuke(偶数月のイラスト)
製作:豊能障害者労働センター
カレンダーの申し込みは
豊能障害者労働センター
〒562-0013 大阪府箕面市坊島1-7-17
TEL: 072-724-0324
E-mail: info@tumiki.com
HP:積木屋・豊能障害者労働センター








細谷さん
田岡です。カレンダー、アップしていただきありがとうございます。
今年は産経、朝日、読売に掲載してもらいました。
ブログが新しくなり新鮮で、見やすいですね。
藤澤さん追悼の記事、家であらためて読んでみて泣きそうに
なりました。手のひらにボールペンで文字を書いている亜希代さんの
アップ写真に「元気?」と声をかけてもらっている気持ちになります。